株式投資日記

【順張り株式投資日記】九州地盤の福証銘柄に投資しました【アメイズ(6076)企業分析】

皆さんこんにちは。医師で投資家のジョーです。

今回は、新しい銘柄を『順張り株式投資日記』で購入したので、その銘柄についてお話ししようと思います。

この『順張り株式投資日記』では企業の業績が良く、チャートでも上昇トレンドを続けている銘柄に短中期目線でトレードする企画です。

詳しいトレード方法については、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ併せて読んでくださいね。

 

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さて、今回新たに投資した銘柄は、九州を地盤に郊外型ビジネスホテル「AZ HOTEL」を展開しているアメイズ(6076)です。

実は、この銘柄は福岡証券取引所(通称:福証)に上場している企業で、僕にとっては初めての福証銘柄となります!

次からは、アメイズの事業内容や業績、僕がなぜ投資しようと思ったのかについて説明していきます。

それではよろしくお願いします。

 

アメイズ(6076)の事業内容とこれまでの業績

 

アメイズの事業内容

 

アメイズは福証に上場している時価総額180億円ほどの小型株に分類される会社です。

事業内容は九州を拠点として郊外型ビシネスホテル『HOTEL AZ』を全国展開しています。

HOTEL AZはビジネスや工事関係者、家族旅行向けに、「普段使いの宿」をコンセプトに利用されています。

またそのほかレストラン事業も行っており、現在はホテル86店舗(今後は年間3-5店舗出店を目標)、郊外型飲食店4店舗を運営しています。

 


(引用:アメイズホームページより抜粋)

 

では次にアメイズのこれまでの業績推移について見ていきましょう。

アメイズのこれまでの業績

 

以下がこれまでのアメイズの売上と営業利益の推移になります。


(引用;マネックス証券銘柄スカウターより)

 

アメイズの売上と営業利益の推移を見ると、2020年と2021年のコロナ禍では業績が低下しましたが、それ以外の期間では着実に成長を遂げてきており、今期の会社予想では売上と営業利益が過去最高益になる見通しです。

今年はコロナによる自粛が減少し、観光客やビジネス需要などが堅調に伸びています。

特に九州地域は半導体工場の新設などもあり、今後さらなる宿泊需要の増加が期待される地域です。

これらの要因からアメイズには期待が持てるのではないかと考えています。

業績が堅調に推移しており、今後の成長が期待される地域的な要素も考慮すると、今後さらなる成長ポテンシャルを秘めていると感じます。

それでは次に今期の会社予想と第3四半期までの進捗状況、そして会社四季報の業績予想について見ていきましょう。

 

アメイズの業績予想について

 

今期の会社業績予想と第3四半期までの進捗状況

 

まずは今期の会社発表の業績予想です。

ちなみにアメイズは7月に上方修正を発表しており、以下の予想は上方修正後の業績予想になります。

 

  • 売上高:165億円(+13.7%)
  • 営業利益:39億円(+24.5%)
  • 経常利益:35億円(+26.9%)
  • 純利益:22億円(+26.7%)
  • EPS(1株純利益):144,7円(+26.7%)

 

今期の予想としては2桁増収増益予想で、売上高は10%以上の増収、営業利益については25%弱の増益予想となっております。

ではこの通期予想を達成することができるのでしょうか?

10月に発表された第3四半期の業績と進捗率を見ていきましょう。

 

【第3四半期終了時点での業績&通期進捗率】

  • 売上高:124億円(前年同期比+18.9%, 進捗率75.4%)
  • 営業利益:30億円(前年同期比+41.5%, 進捗率77.1%)
  • 経常利益:27億円(前年同期比+47.7%, 進捗率78.3%)
  • 純利益:17,5億円(前年同期比+45.2%, 進捗率79.7%)

 

進捗率が75%を超えており、前年同期比と比較しても次回の本決算では業績予想以上の数字が出る可能性はあるかと思います。

特に経常利益の進捗率は78%で、前期が67.2%、前々期が50.9%だったことを考えると業績予想上振れの兆候が強いと言えますね。

 

以上が今期の会社予想と第3四半期までの進捗状況です。

続いて会社四季報の予想を見てみましょう。

 

会社四季報の予想

 

以下が会社四季報が発表しているアメイズの今後の業績予想です。

 

 

四季報によると、今期のアメイズの業績予想は会社の予想と同水準になる見込みです。

来期の四季報予想は売上が+4.2%と成長株としては少し物足りない気もしますが、現状のPERが8.3倍、PBRが1.2倍と指標的には割安であること、そして後述しますが理論株価に対する現在の株価位置を考慮すると投資妙味はあるかと思います。

また営業利益率が上がっていることも評価できるポイントですね。

 

以上が今後のアメイズの業績予想となります。

それではここからは四季報の予想値をベースに理論株価の算出とチャートでのエントリーポイントを確認していきましょう。

 

アメイズの理論株価とチャートの確認

 

まず以下が2023/11/30時点でのアメイズの株価情報です。

 

アメイズの株価情報
  • 時価総額:183憶円
  • 株価:1202円
  • PER:8.3倍
  • PBR:1.25倍
  • 配当利回り:1.67%(配当金20円)

 

時価総額が200億円以下の小型株で、PER・PBRを見ると割安で放置されているようにも見えます。

では理論株価を求めていきましょう。

 

なお理論株価の算出方法は以下の記事で説明しているのでよければ参考にしてください。

 

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アメイズの理論株価

 

理論株価算出に必要な要素が以下の通りです。

 

  • 予想EPS: 153円(今期と来期の平均)
  • 平均営業利益増加率: 17%
  • 過去のPERからみた期待できるPER1: 15
  • 増益率から算出した期待できるPER2: 19倍
    (基準PER12倍として3年先までの成長を折り込んだと仮定)

 

上記の値を踏まえた上で算出される理論株価は以下の通りとなります。

 

理論株価1:153×15=2295円

理論株価2:153×19=2907円

 

現在の株価が1200円ぐらいなのでうまくいけば3年で2倍以上も狙えるのではないでしょうか。

では最後にチャートを確認していきましょう。

 

チャートでのエントリーポイントの確認

 

まずはアメイズの月足と週足チャートの確認です。

 


(引用:株探、アメイズ月足チャート)

 

月足は2022年度あたりから上昇トレンドに転換しているのが確認できます。

 

 


(引用:株探、アメイズ週足チャート)

 

週足チャートは52週移動平均線をサポートに綺麗な上昇トレンドになっています。

 


(引用:株探、アメイズ日足チャート)

 

日足チャートは7/20の高値をつけた後に徐々に株価は調整局面となり、現在は25日、75日移動平均線を割り込んでいる状況です。

ただ200日移動平均線より下には割り込まず、反発しているようにも見えますね。

 

また週足、月足チャートにラインを引くと、週足では1200円ぐらいで支持線が、月足では1300-1400円ラインに抵抗線があるようにも見えます。

株価が前回高値の1440円を超えてくるようなら、上場来高値である2118円が意識されてくるのではないでしょうか。

ただこの銘柄のデメリットとして、出来高が少ないので次回1月の本決算までは大きな動きがないままズルズル株価の下値が切り下がる可能性はあるかもしれません。

 


(引用:株探、アメイズ週足チャート)

 


(引用:株探、アメイズ月足チャート)

 

よって、長期チャートでは上昇トレンドを継続しており、日足チャートでは200日移動平均線や支持線である1200円付近まで株価が調整していたため、現在までに平均価格1203円で600株を取得しました。

 

 

損切りラインについては前回安値の1150円とサポートである53週移動平均線を下回る1120円に設定します。

 

まとめ

 

今回は九州地域を拠点にしているアメイズ(6076)について紹介しました。

業績は安定しており、九州の半導体関連としても魅力的な銘柄だと考えます。指標的にも比較的割安であり、投資対象として魅力を感じました。

ただし、アメイズは福岡証券取引所に上場しており、出来高が比較的少ないため、売買時に約定が難しいリスクがあることに留意しておく必要があります。

アメイズは来年1月に本決算が発表されますが、現在までの決算進捗状況を見る限り、業績が予想を上回る可能性も十分考えられます。

さらに来期の予想が会社四季報の予測を上回る数字が示されれば、株価が上上来高値を狙える位置まで上昇する可能性もあるかもしれません。

またアメイズの運用報告についてはブログで報告していきます!

では今回は以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。