皆さんこんにちは。医師で投資家にジョーです。
今回は2023年よりスタートした『順張り株式投資日記』の運用報告です。
『順張り株式投資日記』のトレード概要については以下の記事を参照ください。
結論から言うと、今回保有株の損切りを行う結果となりました。
2月末時点でブライダル事業を展開するブラス(2424)を1000株保有していましたが、その後3月9日にブラスの株価が25日移動平均線にタッチしたため、株価1160円で800株を追加購入しました。
その後は1800株を保有し続けていましたが、今回3月14日の第2四半期決算直後に株価は暴落し、損切りラインである1030円を割り込んだため損切りを断行する結果となりました!
3月初旬より米国の相次ぐ銀行破綻報道によってマクロ経済の先行き不安と今回の決算内容が投資家にネガティブにとらえられた結果です。
以下が3/15にブラスを損切りした際の株価チャートとなります。
(引用:株探 ブラス日足チャート)
見ての通り今までサポートラインであった75日移動平均線を下に突き抜けているのがわかります。
このようにサポートラインを下に突き抜けると今後下落トレンド入りする可能性もあるため、今回はやむなく損切りを行う結果となりました。
今回損切りの結果となった自分なりの考察
今回ブラスの第2四半期決算後急落の原因は以下の要素が原因と推察しています。
- 受注件数の減少
- 第一四半期と比較して結婚式の施行件数が減少
- 期待された上方修正が発表されなかった
- 信用倍率が高い
まずは以下がブラスの第2四半期の決算概要です。
(引用:ブラス第2四半期決算説明資料より)
売上高前年同期比+30%、営業利益前年同期比+219%、当期純利益前年同期比+126%とまずまずの結果だと思います。
ただし第1四半期決算ですでに好決算であったため、それを踏まえると特にポジティブサプライズ感のある決算ではありませんでした。
また気になったのが結婚式の施行件数と受注件数です。
<結婚式施行件数推移>
(引用:ブラス第2四半期決算説明資料より)
(引用:ブラス第2四半期決算説明資料より)
施行件数については前年同期と比べると増加しているものの、第1四半期と比較すると減少しているのがわかります。
また受注件数にいたっては前年と比較して減少しているのがわかります。
このように施行件数と受注件数の低下を認めたことが将来の売り上げや利益の低下懸念につながったのが今回の株価下落の要因の1つではないかと思いました。
また今回の決算発表で経常利益ベースでの会社予想進捗率が80%もあるにもかかわらず業績の上方修正が発表されなかったことも嫌気された理由の1つの可能性があります。
あと信用倍率も気になりました。
信用倍率とは信用取引における買い方と売り方の比率のことです。
信用倍率=信用買い残÷信用売り残
この信用倍率が高ければ高いほど信用取引を用いて株を購入している人が多いことになります。
信用取引は現物取引と異なり、期限内に株を売却しないといけないので信用倍率が高ければ高いほど一般的には株価の上値が重いと言われています。
(もちろん信用倍率が高くても好決算なであれば関係なく株価が上がることもあります)
ブラスは3月2週時点で信用倍率がなんと360倍とかなり信用買い残が残っていた状態でした、
このことも株価下落の1つの要因になったと思います。
現在の順張り株式投資日記の資産推移
最後に現時点での順張り株式投資日記で運用しているマネックス証券口座の資産残高を報告します。
なお2月末時点では以下の通りでした。
【2023年2月末日】
資産総額:2,166,093円(+8.3%)
株式評価額:1,190,000円(+168,000円)
そして現在は以下の通りとなっております。
総資産額1,889,145円(-5.6%)と1月2月とプラスで推移していたのが一気にマイナスに転落してしまいました。
残念ではありますがこれが株式投資であり、ある程度の損失は仕方のないことかなと思います。
ただ米国銀行破綻に伴うリスクオフの相場環境の中で3/9に行った800株の買い増しは後から振り返るとやりすぎたかなと思っています、
含み益もあった状態だったこともあり、少しリスクを取りに行き過ぎたのかなと反省しています。
今回の損失の反省を踏まえ引き続き株式銘柄を監視しつつ、リスクに適したリターンが得られる可能性のある株に順張りで投資していきたいと思います。
新規銘柄に投資した際は改めてブログ内で報告します。
では今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【2023年3月26日時点】
資産総額:1,889,145円(-5.6%)
株式評価額:0円(保有なし)